2010年04月30日

「宝箱の街、秋葉原を殺人の舞台にした犯人には極刑を!」強く訴える目撃者 秋葉原殺傷第7回公判ライブ(産経新聞)

【秋葉原17人殺傷 第7回】(7)

 《加藤智大(ともひろ)被告(27)が再び入廷、傍聴席に深々と一礼すると、被告人席に着いた。刑務官に何か告げられ、小さな声で「はい」と答えた》

 《休廷の間、法廷には「ビデオリンク方式」用のビデオカメラが備え付けられた。ビデオリンク方式とは、別室にいる証人の声や映像を中継するシステムだが、映像は検察官や弁護人の席に設置されたモニターに映し出されるだけで、傍聴席からは目にできない》

 村山浩昭裁判長「被告と傍聴人に映像をお見せすることできないのでご了承ください」

 《村山裁判長がそう告げた後、プーという音とともに別室の証人と中継がつながった。「声が聞こえていますか」と村山裁判長が証人に問う》

 証人「はい、聞こえています」

 《はっきりした男性の声。本日最後の証人は、事件の目撃者だ。証人宣誓の後、検察官による質問が始まった》

 検察官「平成20年6月8日の殺人事件の直前、どこにいましたか」

 証人「パソコン用品を見るために(大型パソコン用品店の)ソフマップ本館の1階にエレベーターで降りているところでした」

 検察官「何か変わったことは?」

 証人「ゴーッという金属音が聞こえました。1階は非常に混乱していました」

 検察官「どのように混乱していましたか」

 証人「『交通事故だ』とか『人がひかれた』とかいう声が飛び交っており、様子を見たいと入り口に向かいました」

 検察官「外に出て何を見ましたか」

 証人「横断歩道で人がぐにゃりと倒れているのを見ました」

 《検察官がビデオカメラを通じて現場の見取り図を別室の証人に見せ、証人がいた位置を確認させるが、傍聴席からは見取り図の映像は見えない》

 検察官「ぐにゃりとはどんな姿勢ですか」

 証人「ええ、あのー、言葉では表現できないようなおかしい倒れ方でした」

 検察官「それを見てどんな気持ちでしたか」

 証人「非常に混乱しました」

 検察官「その後、変わったものを見ましたか」

 証人「東から西に走ってくる男を見ました」

 《加藤被告は証人が目の前にいたときとは打って変わって、ほおをふくらませたり、首をかいたり、まばたきを繰り返すなど、しきりに体を動かしている》

 検察官「男の特徴は?」

 証人「ベージュのような上下の背広姿で、身長は私よりも低く、黒っぽい鋭利な刃物のようなものを持っていました」

 《その後、検察官はビデオを通じて証人に加藤被告が当時着ていた服の写真を見せた後、「ベージュの服を着た男は何者ですか」と質問した》

 証人「犯人です」

 《きっぱりした口調で答えた》

 検察官「手の中のものはどんなものでしたか」

 証人「柄の部分が黒く、刃がとても鋭利でした。それを右手で持っていました」

 検察官「それは何だと思いましたか」

 証人「サバイバルナイフと思いました」

 検察官「これまでに見たことは?」

 証人「はい、映画やドラマや店で展示されているものなどを見たことがありました」

 検察官「男の走り方はどうでした?」

 証人「かなり速かったと思います」

 《証人はいったん男を見失ったが、交差点にいる男の姿を目にしたという》

 検察官「犯人は何をしていました?」

 証人「北から南に走っていて、その先に若い男の人がいました」

 検察官「男の人の特徴は?」

 証人「下はジーンズで、上は黒か紺など濃い色のTシャツ。年は20歳前後でリュックサックを肩にかけていました」

 検察官「犯人は何かしましたか」

 証人「はい、若い男の人をナイフで切りつけました」

 検察官「どんな動作をしましたか」

 証人「走りながら、右腕を肩より高い高さに挙げました」

 検察官「それぞれあなたに対してどちらを向いていましたか」

 証人「犯人は背中の左側を、若い男の人は体の表側を見せていました」

 検察官「そのとき、若い男の人はどんな動作を?」 証人「右腕を肩より上にあげて自分の体を守るようにしました」

 《検察官がビデオを通じて若い男の人の動作を再現するよう証人に求める。続いて犯人の動作も再現してもらうが、傍聴人から映像は見えない》

 証人「犯人は右手を左下に振り下ろしました」

 検察官「走りながらすれ違いざまということですか」

 証人「はい」

 検察官「どうして切りつけたと分かったのか」

 証人「その場面の後、若い男の人の右腕に赤い筋ができました」

 検察官「赤い筋は何だと思いましたか」

 証人「血だと思いました。犯人の右側から右手とナイフが突き出ていました」

 《相変わらず加藤被告は眼鏡をかけ直したり、首をかくなど、落ち着きのない動作をしている》

 検察官「事件は一瞬の出来事でしたか」

 証人「はい」

 検察官「事件の後で、報道は目にしましたか」

 証人「はい」

 検察官「どう思いましたか」

 証人「えー、ある日突然、特定の場所にいたために善良な方々が殺されてしまう理不尽さを感じました。このような光景を目の当たりにした後、日々の生活に身が入らず、何か抜け殻のように過ごしていました。友人だとかの人間関係も手ですくった砂のようにこぼれ落ちていきました」

 《これまでつまりながら話していた証人の声が徐々に熱を帯びてくる》

 証人「秋葉原という場所は私にとって趣味が詰まった『宝箱』のような街。自分が一番安らぐ大切な場所を殺人の舞台にされ、深い怒りを感じます。多くの人が人生を奪われ、生活を狂わされました。多くの人に愛された秋葉原の街を、それだけでなく日本中を恐怖に陥れた犯人は、極刑に値します」

 《証人は一気にそう述べた》

 =(8)に続く

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2010年04月26日

水陸両生 ガの幼虫 ハワイ大研究グループ発見(産経新聞)

 水陸の両方で生存可能なガの幼虫が米ハワイで見つかり、ハワイ大学のダニエル・ルビノフ氏などの研究グループが米科学アカデミー紀要に発表した。真に水陸両生と呼べる昆虫の発見は初めてという。

 ハワイカザリバガという、ハワイ特有のガのうち、一部の幼虫で水陸両生の特徴がみられた。ダニエル氏は「ほかに水陸両生と呼べる種は存在しない」としている。どのように呼吸しているのかは不明だが、体の表面から直接酸素を吸収しているとみられる。酸素の供給が豊富な流れのある水中では生きられるが、流れのない水の中では死んでしまうという。

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2010年04月21日

社説検証 平沼・与謝野新党旗揚げ(産経新聞)

■閉塞打破に期待の産経 朝日など4紙は冷ややか

 平沼赳夫元経済産業相(70)や与謝野馨元財務相(71)らが新党「たちあがれ日本」を結党した。「打倒民主党」「日本復活」などを「使命」とした活動に取り組むという。

 今回の検証ではまず、各紙社説の書き出しのフレーズに注目しながら、それぞれがこの新党結党にどのような評価を与えているかを読み取ってみたい。

 産経は「日本が没落する姿を黙って見てはいられない」と、新党に参加する議員の危機感を紹介するとともに、「国益を損なっている鳩山政権と真っ向から対決しようという新たな政治グループが誕生したことの意味は大きい」と論じた。新党への期待感を明らかにしたものだが、日本政治の行き詰まりをいかに打開するかという問題意識を共有しているともいえる。

 「民主、自民の2大政党が招いた政治の閉塞(へいそく)感に対する危機意識を、前面に打ち出した新党だ」との読売の書き出しでも、行間には新党への一定の評価が浮かび上がっている。

 一方、これら2紙を除く各紙はともに、冷ややかな一言を投げつけていた。「何とも心躍らぬ新党の船出」(朝日)、「メッセージがどれだけ国民に伝わっただろう」(毎日)、「高揚感なき、新党の船出」(日経)といった具合である。

 掲載日の遅かった東京は、他紙のフレーズを巧みに取り込み、「『高揚感がない』『心が躍らない』。『たちあがれ日本』に対する論評は、新党にしては散々だ」とした。余談ながらこのような社説の書き方もあるのか、と感じ入った次第だ。

 新党の参加メンバーがいずれも高年齢である点についても朝日は「新しい時代を切り開く清新さは感じとれない」、毎日は「新鮮ではつらつとしたイメージを与えたとは言い難い」と批判的な見方を示す。しかし産経は「高齢であることを理由に揶揄(やゆ)する向きもあるが、現在の政治の閉塞状況打破に期待したい。『日本復活』に政治生命をかけるという決断と心意気を無駄にしてはならない」と、政界の意気軒高なシルバー世代にむしろエールを送った。

 さらに…朝日、毎日は新党が誕生したこと自体も、「政党乱立」の弊害へとつなげる。朝日はかつての新党乱立を顧みて「それが有権者の深刻な政党離れを招いた記憶はまだ生々しい」と懸念を訴え、毎日も「乱立が逆に有権者の幻滅を招くことになってはならない」と警告した。日経は「新党をつくるだけでは支持が広がらないことは明らかだろう」としつつ、「政策の旗印が重要」と結論づけた。

 自主憲法制定や税制改革について朝日と東京は口をそろえて、平沼・与謝野両氏の「持論をつなぎ合わせた」だけだと切って捨てた。対して読売は与謝野氏の消費税率引き上げ論について「あえて国民に負担を求める増税に言及したのは、責任ある態度といえる」と褒めた。

 産経は自主憲法制定、財政危機の克服など現下の諸問題を挙げたうえで、「いずれも党派を超えて政治が取り組むべき課題といえるものだ」とし、新党が政界全体に発信力を及ぼすことへの期待を表明した。

 いずれにせよ今回の一連の動きは、新党「たちあがれ日本」だけにとどまる話ではあるまい。産経が「自民党や民主党に所属する議員が今の政治の流れを変えようと、どこまで真剣に考え、行動するかである」と書くように、二大政党に課題が突きつけられたともいえる。

 朝日もこの点に関しては同じ視座に立っているとみられ、社説を次のように結んでいる。「『たちあがれ』の言葉は、両党にこそ贈りたい」。いや、すべての政治家に贈りたい言葉ではある。(清湖口敏)

 ■平沼・与謝野新党旗揚げをうけた各社の社説    

 産経

 ・日本没落の危機感共有を (11日付)

 朝日

 ・民主、自民にそう言いたい(11日付)

 毎日

 ・「立ち上がった先」を語れ(11日付)

 読売

 ・政界再編の種火になれるか(11日付)

 日経

 ・新党はたちあがったが… (11日付)

 東京

 ・民・自こそ立ち上がれ  (13日付)

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